資格の選び方・学び方
資格取得後の働き方
正社員か派遣社員
かつて「終身雇用」、「年功序列」という二本柱に支えられてきた日本の雇用状態は、近年少しずつ変わりつつあります。最近の国際化、自由化の流れを受け、年棒制や契約制、または実力主義を取り入れる会社も増えてきました。「就職したら、退職までずっと同じ会社で働く」という考えもそのうち過去のものになる日が来るかもしれません。
雇用形態が変わりつつある中で、台頭してきたのが人材派遣会社です。
派遣社員とは、人材派遣会社に登録し、何カ月、何年といった契約期間内だけ会社に派遣され 仕事をするスタイルの社員です。会社側には、社員教育などにかかる費用、ボーナスや社会保険料などの費用を節約できるメリットがあり、派遣社員側も、一つの会社にしばられなくて済む、 スキルアップに励みやすいというメリットがあります。
例えば正社員の場合、企画に興味がありその分野に進みたくても全く違う部署に異動させられるということが、少なくありません。派遣社員の場合、比較的自分のやりたい分野を計画的に選んで仕事ができるというのは大きな利点でしょう。ただし、経済的に不安定であるというデメリットも
もちろん頭に入れておかなければなりません。正社員と派遣社員、どちらが良いというのは一概には言えません。
安定を好む人は正社員でしょうし、自分の将来のビジョンがはっきり見えている人は派遣社員向きと言えるでしょう。
どちらにしても、雇用形態が変わっていく世の中で、今後一人一人の生き方が問われる時代になっていくのではないでしょうか。
資格の学び方
「資格を取ろう!」といざ勉強を始めようと思ったとき、どのような方法があるでしょうか?自分の生活パターン、性格、資格取得の難易度、予算などを総合的に考えて、勉強方法を見極めることをおすすめします。
難易度の高い資格は、スクールで、割と取得しやすい資格は、独学で勉強するという方法が一般的な考えではありますが、スクールに通ったからといって必ずしも合格するわけではありませんし、比較的に取りやすいと言われている資格でも、勉強を怠けていれば、結局取得できないということも十分あり得ます。
資格を取ろうという大切な決意を無駄にしないためにも、自分に合った勉強方法の選択は重要です。
ここでは、資格取得の代表的な勉強方法とその勉強方法に適するのはどんな人かをご紹介します。
スクールに通う
資格取得が困難な資格には、やはり学校に通うのがおすすめでしょう。ひとりだとダラけてしまうかも...、といった意志が弱い人でも学校で勉強すれば、周りに影響を受けて勉強を続けることができるかもしれません。勉強できる環境や設備の整ったところを探して、 学校に通う期間は、きっちり学んでみましょう。
資格によっては、学校を卒業すれば試験一部免除というものもありますのでチェックしてみてください。
通信講座・通信教育で学ぶ
とにかく忙しく時間がない、だけど独学では不安という人には、自由に時間を使うことができて、さらに勉強法を導いてくれる通信教育がおすすめです。自宅で自由に勉強ができる上に、テキストの添削もしてくれるので、働きながらでも十分に学ぶことができます。しかし、最近では悪徳商法もかなり出回っていて、「通信教育で資格を取れば、仕事がどんどん入ってくる」と甘い言葉で勧誘し、受講代といって高額な料金を請求する方法も少なくありませんので、始める前には、よくチェックすることが大切です。
セミナー・講習を利用する
時間がなく、学校に通うような長丁場は向いていないけど、独学や通信教育だけでは不安という人は、セミナーや講習を利用して学ぶのも一つのやり方です。セミナーには、資格取得者の体験談を聴くことができたり、同じ目標に向かってがんばっている人達とも報交換ができたり、勉強のコツなどを教えてもらえたりと利用の仕方次第では、とても効率的に勉強できるかもしれません。
独学で学ぶ
強い意志を持ち、何の制約も受けたくないという人にはやはり独学で勉強することをおすすめします。資料からガイドブック集め、全て一つ一つ地道にこなさなければなりませんし、よほど取得する意志が固くないと途中で挫折していまいそうですが、まずは、独学で自分の勉強スタイルをみつけてから、改めて学ぶために何が必要かを考えても良いかもしれません。
資格の選び方
世の中には数多くの資格がありますが、転職や再就職、職場のスキルアップのために、何か資格を取ろうと思い立ったとき、まず何をするべきでしょう?最初にすべきこととしておすすめしたいのが、自分を客観的に見つめなおす、ということです。 取得しようとする資格の先に見える仕事が、自分と相性の良い仕事かどうかを、見極めることは 大変重要になってきます。
仕事というのは、どんな職種であれ適性があるものです。
例えば、ワイワイ人と楽しむことが好きな社交的な人には、飲食店や、販売店、営業やレポーターなどといった、人と接する仕事が向いているでしょうし、感性が豊かで、ユニークな発想をするのが得意は人は、研究職や、デザインやインテリアといったクリエイティブな仕事が向いているのではないでしょうか。
自分自身を見つめなおし、自分の長所を生かせる仕事をしたいものです。
方向性が定まったら、次に、目標とする仕事を客観的に見てみましょう。
憧れ、やる気だけで進むのも良いですが、仕事の将来性、収入、資格取得の難易度なども重要なポイントとなります。中には資格によって、専門の大学や学校を卒業していないと取得できないものもありますので、事前に知っておきたいところです。
最後に、どうしてその資格を取りたいのかをもう一度考えてみましょう。
資格取得は、決して簡単なことではありません。目的意識をしっかり持って、途中でくじけたりしないように自分のやる気を高め、持続できるようにしましょう。
資格の種類
資格には、いくつかの種類があるのをご存じでしょうか?ランク付けされているわけではありませんが、国家資格、公的資格、民間資格、修了資格、許可資格などの種類に分けることができ、それぞれに特徴があります。
資格を学ぶ時、自分が取得したい資格がどのジャンルか、社会的にどの程度の認知度が高く、ステイタスがあるのかなどもしっかりチェックすると良いでしょう。
それでは、一つ一つ紹介していきましょう。
国家資格
国家資格はその名の通り、国や国に準ずる機関が試験を行い、認定する資格です。「国のお墨付き資格」と言えるでしょう。国家資格は、主に4つに分類することができます。
| 国家資格の種類 | (例) |
|---|---|
| 国の行政機関が試験を行っている資格 | 弁理士、司法書士など |
| 都道府県などの地方自治体が試験を行っている資格 | 調理師など |
| 国や地方自治体指定の団体が試験を行っている資格 | 情報処理技術者など |
| 国家公務員、地方公務員など、公務員になるための資格 |
公的資格
国家資格と民間資格の間に位置するもので、省庁の認定基準に達していることがベースになります。国家資格のように特別な権力を与えられるわけではなく、資格を取得することにより、受験者は実力を認められます。財団法人や社団法人などの公益法人が、試験を行う資格のほか、日本商工会議所が実施している、各種検定試験も公的資格になります。(例 実用英語技能検定、簿記検定など)
民間資格
民間の企業などが、独自に試験を行っている資格です。(例 証券アナリスト、ネイリスト技能検定試験など)
社会的に広く認められているものや価値のあるものもたくさんありますが、悪質な資格商法があるのも事実なので、取得しようと動く前に、しっかりチェックすることも必要でしょう。値段でなく、信用や実績のある通信講座や学校を選ぶことで回避できます。
修了資格
一定の講習やセミナー、カリキュラムを修了すれば取得できる資格です。(例 キャンプインストラクターなど)
許可資格
試験というより、稽古を重ねて家元や師範から許可を受けるといった資格。日本の伝統芸能の資格が、許可資格にあたります。資格の性質は大きく分けて、その職業に就くために必要な資格、責任ある職務に昇任するために取得すると有利な資格、世間の信用を得るのにとても有効な資格に分かれています。自分が希望するのは、どのタイプの資格なのかということも合わせて知っておくと良いでしょう。